住職になりたいママのブログ

住職を目指している二児の母です。

仏像を眺める旅に出たい

こんにちは。

2日ほどあいてしまいましたが、どのような週末を過ごされましたでしょうか。

我が家は、土日祝日は夫くんが朝早くから夜遅くまで仕事のことが多いため、わたしはいつもの週末同様、二人の子どもたちとほぼベッタリの状態で過ごします。

春になり、ちらほらと桜が咲きはじめました。お花見イベントのような地域の催し物が、細々と開催され、世の中の雰囲気が少し明るい感じがして、嬉しいです。

ひとり旅に出たい

ワクワクする季節になると、旅行に出かけたくなります。

わたしは、インドア派だと自分では思っているのですが、周りの家族や友達はそう思っていないようです。

学生時代に東南アジアの国へふらり1週間旅に出たり、思い立った時に国内旅行に行ったりしました。きっと、それが原因です😂

しかも、平気でひとりで、無計画にふらりと行くのが好きなのです。行った先で、いきあたりばったりで行動しないと、つい完璧に計画を遂行しないといけない気がして、いそがしくなってしまって嫌なのです。

だからきっと、ひとり旅が好きなのかも。

仏像を眺めたい

プロフィールにも記載しているのですが、わたしは仏像を眺めるのが好きです。

国内旅行に行けば、目的が温泉であっても、グルメであっても、海であっても、山であっても、必ずそこにあるのがお寺、そして仏像です。

仏像に関して、詳しい知識はそこまでありません笑。ただ、何十年も、何百年も、下手したら何千年も、たくさんの人たちの生活を見てきた仏像を目の前にしていると思うと、ゾクゾクするようなワクワクするような気持ちになります。

単純な好みの問題ですが、仏画(絵)ではそこまで興奮はしないのですがww

だって、考えてみてくださいよ。

例えば、わたしが好きな平安時代の仏像。貴族のための仏教だった時代にお参りされていたほとけ様ですよ。

当時最先端のシャレオツイケイケボーイたちは、本気で蹴鞠なんかしながらお化粧をして、好きな人と付き合うためにポエマーになったりしていたわけです。ギャルたちは、毎日お風呂に入れないのに自分の背丈よりも長い髪の毛をして、香水代わりにお香を焚いて。

それが、鎌倉室町安土桃山...と、だんだん戦国時代に突入し、貴族だけではなく一般人も参拝するようになり、ほとけ様から見える景色はガラリと変わったことでしょう。

江戸時代を経て、明治になって、また戦争の時代が来て…

令和の参拝客は、合掌したかと思えば手のひらサイズの液晶板を一生懸命覗き込み、たまにそれをほとけ様に向けて写真を撮り、またその板を覗いてる。そんな感じでしょうか。

自分が今ながめているほとけ様が、そんな時代の流れをずっとずっと見てきたと思うと…う~ん、うまく言葉で表現ができなくて悔しいのですが…

とにかくすごい!!と思うのです。

どういう技法で創られたか、よりも重視したこと

ついつい、テンションが上がってしまいました笑。やっぱりそれくらい好きなんです。そうやって、有名なお寺でも、小さな博物館でも、たくさん仏像を見てきました。

ただ、わたしはそうやって

  • 『昔の人は何を拝んでたんだろう』
  • 『そのとき、このほとけ様はどう感じたんだろう』
  • 『参拝者の願いや悩みを、今のわたしが聞いたらどう思うんだろう』

なんて想像(ほとんど妄想かも)をしながら仏像を見るのが好きな性格。

仏像の横に立ててある説明文には、是非!どのような技法(技巧)で制作されたか?だけではなくて、そのほとけ様が創られた理由であったり、その仏像が安置されている地域の特徴であったり、歴史的背景などの情報が書いてあると嬉しかったりします笑。

こうやって、ニヤニヤしながら想像しつつ巡る、仏像の旅。せっかくの旅が一箇所で終わってしまうなんてこともあるくらいでした。

結局、全部を深く知りたくなる

帰宅してから、気になる仏像の見てきた景色がさらに知りたくなって調べたりもするのだけど…そうすると、芋づる式にたくさんの知識が必要になってしまい、結局キャパオーバーになってしまう。

そんなことを何度も繰り返していました。

その結果、一人旅をたびたびしていた20代前半の若かりしわたしの部屋には、女性ファッション誌はほとんどなく、仏像特集の掲載されているおじさん雑誌が多くあり、それは今も現役です笑

いつかまた、ひとり旅に行きたい

きっと、今のわたしの生活ではほぼ100%できないこと。それがひとり旅です。こどもたちに囲まれていて、ひとりで食事をすることもできないのですから笑

自由気ままに、好きな時に好きなものを見て、好きなように寝て、好きなものを食べる旅。最高じゃないですか❤

夫くんと二人旅行に行きまくる老後を過ごしたいね、とよく話しているのですが、願わくば、そのうちの何回かをひとり旅にしてもらって、新しい推し仏像を発見したい。

なんて、夫くんには言わずに、心にしまておこう。