住職になりたいママのブログ

住職を目指している二児の母です。

どうしたら『お坊さん』になれるの?

こんにちは。今日はポカポカを超えて汗ばむくらいのあたたかさです。公園日和ですが、帽子必須ですね!

感謝☆

今日の記事で6記事目ですが、すでに何人かの方に読んでいただいているようでとても嬉しいです。

会社を辞めて新たな夢に向けて走り始めましたが、やっぱり不安だし孤独です。そんな時に、誰かが見てくれていると思うととても励みになります。ありがとうございます。

『僧侶』パートに向けて

昨日の記事で、わたしはこれから『僧侶』パートをに挑戦していく、と書きました。

では、具体的に何をすればいいのか?というのが、今のところ一番重要で難しいことです。

お坊さんになる、といえば修行ですよね…。

修行といえば、山道を歩いたり滝に打たれたり・・・というイメージが湧きます。果たしてわたしに耐えられるのか…?

ですが、その前に、どういう手続を踏めば滝に打たれることができるのか?という疑問が湧きます。修行するためにはどうしたらいいの?

それに、滝に打たれれば問答無用でお坊さんになれるのか?というと、そうでもなさそう。

天台宗の場合

色々調べてみましたが、お坊さんになるための道のりというのは宗派によって少し違いがあるようです。

修行の内容や、着ている着物の色や雰囲気も全然違います。多分、意識しないと、お寺やお坊さんってひとくくりにしてしまいがちなので、宗派の違いなんてわからないですよね💦

わたしは天台宗のお寺に生まれ育ったので、ここでは天台宗の場合、という前提でお話していきます。

天台宗の公式ホームページに、僧侶になるにはというページがあったので、それを参考に調べてみました。

ステップ① 得度

まず、師僧(師匠となるお坊さん)が必要です。その師僧の許可があれば、得度をします。

得度とは、僧侶になるための出家の儀式のこと。

仏さまの示してくださった道を信仰することを誓います。

ステップ② 修行

さらに、師僧が許可してくださったら、比叡山に登って修行をします。

ここで初めて『修行』というキーワードが出てきます。

天台宗の修業は約2ヶ月。

前半は『前行』といって、天台宗の基礎的な教えや考え方を学び、儀式作法を勉強して習得します。

後半は、四度加行といって、密教を中心とした行を履修します。この四度加行というのが、わたし達がイメージする、いわゆる『修行』のようです。

なんとなく厳しい修行をすればお坊さんになれるようなイメージがありますが、ただただしんどいことをするだけではなく、その前にしっかりとお勉強も必要なんですね。当然といえば当然ですが。

現在では、このステップが完了すれば、正式に天台宗のお坊さんとして認められるとのことですが、その後もまだまだ続きます。

ステップ③ 下山してから

比叡山での約2ヶ月の行が終わったら、自分のお寺へ帰ってきます。その後必要なステップは…

  • 入壇灌頂(にゅうだんかんじょう)
  • 開壇伝法(かいだんでんぽう)
  • 円頓受戒(えんどんじゅかい)
  • 広学豎義(こうがくりゅうぎ)

という、4つのステップです。もうほぼ何を書いているのか自分でもわからない・・・💧

この4つも『行』であることはわかっているのですが、何をするのか、何のためにするのかがよくわかりません…。単語を単純に検索してみましたが、なんだかわかるようなわからないような…。

天台宗のホームページでは

師僧や宗内の手続きに従ってこれらの行は履修することが決められております。

としているので、手続きに従うとして、今の状態でここを深堀りするよりは、まずは修行にむけて勉強していく方が良い気がします…(消極的?

まぁでも、「修行したから、今日からわたしは立派なお坊さんでーすっ☆」なんてなるわけないですよね。修行に行く前には予習が必要だし、修行が開けたからといって仏教や天台宗の全てが理解できるわけないということは、想像しなくてもわかります。

結論、下山してからも、さらに4つの行があり、その後も、多分死ぬまで勉強の日々が続くのでしょう。

わたしの場合

実は、わたしは師僧を父にお願いして、高校生の時にステップ①の得度をしました。

着る物や履物を揃えたり、長かった髪を切ったり(その時はショートカットにしました)、周りのお寺にご挨拶に行ったり、お坊さんとしての名前を決めたりと、単純に儀式に参加するだけではなかったことを覚えています。

住職までの道のり、わたしの場合、次はステップ②の修行なのです。