卒園式がありました
先日、1号くん(長男)の保育園の卒園式がありました。
とっても感動したので、今日は子育てのお話です。
笑顔のベテラン園児、1号くん
1歳になってすぐに保育園へ通っていた1号くん。ベテラン園児です。
保育園へ行くのを嫌がっていた時期もありましたが、基本的には保育園大好きっ子。
前職の規定でフルタイム勤務が義務づけられていた年少さんの頃は、毎日のお迎えが20:00前だったりもしましたが、それでも、毎日笑顔で通った保育園です。
新型コロナウィルスの影響
猛威をふるっている新型コロナウィルス。1号くんが通う保育園にもその波は訪れてしまい、先月学級閉鎖。お別れ遠足やお遊戯会の中止を余儀なくされました。
特に、我が家の1号くんは、歌やダンスが大好きなので、この中止の一報を受けてからは明らかにテンションガタ落ち…親として、こちらも泣きない気持ちでいっぱい。
見せ場の多い年長さんは、劇、歌、演奏、ダンス、他のクラスよりも出し物が多いので、一生懸命練習しました。それなのに、本番なくして卒園となってしまいました…(涙)
しかも動画配信などもなく、『仕方ない』と諦めざるをえない状況…
それでも、心配していた卒園式は、保護者1名のみ参加可の、超縮小版で行われることとなりました。夫くんと相談し、わたしが保護者として参加、夫くんはお家で2号くんの面倒をみるという一日になってしまいました。
夫くんが1号くんの晴れの舞台を見ることができない。これも悲しい。
担任の先生からのお言葉
1号くんの担任の先生は、若いけれどしっかりもの、優しくも強い女性!という感じの方です。卒園証書授与の後の担任の先生からのことばも、論理が整ったすばらしいスピーチでした。
その中で、毅然とした先生が、一箇所だけ言葉に詰まってしまいました。
「本来でしたら、この卒園式の前にお遊戯会があり、子どもたちが一生懸命練習してきた劇、お歌、楽器の披露がありました。先生は、みんなが頑張っていたことを知っています。これからずっと、みんなの一生懸命練習してきた姿を忘れません。」
ここで、お遊戯会がなくなってしまったことの悔しさを思い出したのか、ポロポロ泣いてしまう子もちらほら…
もう、親としては、泣けないわけないです。
お家でもセリフやお歌の練習一生懸命してたよね。
○○役するんだって、毎日楽しみにして笑ってたよね。
できなかったこと、しかたがないことだとはいえ、悔しいよ。悲しいね。
そんな思いで会場が包まれました。
それでも、その後、しっかりとした姿で卒園の歌を披露して子どもたち。そのかっこいい姿、一生わすれません。
効率だけを求めるなら必要ないが、ないと人生がダレる
これは、『儀式』に対して夫くんが言った言葉です。
小学生の頃、中学生、高校生の頃、テンプレートのセリフを無理やり覚えさせられ叫ぶだけの卒業式。意味がないとまでは思いませんでしたが、「なんで親そんな泣いてるのwちょ、恥ずかしいww」とすら感じていた儀式でした。
親になってみると、心から節目って大事。
我が子に伝えたいこと
若い頃は何かと無我夢中で、必死に後ろを見ちゃダメだ!前へ!前へ!!と進む努力が美しいと思っていました。
でも人生の節目、ひとくぎり。
いそがしくても、少しだけ立ち止まって後ろを振り返る時間。
これまでやってきたこと、できるようになったこと。もしかしたら逆にできなくなることもあるかもしれない。
それも含めて、成長。
前進前進って、前ばかり見ていると、自分のしてきた成長を見逃すと、わたしは思う。
グダグダに生きていたとしても、絶対何かいい変化があるはず。
少しだけ振り返って、小さくてもいいから、何かいい変化を見つけて自分をほめる。
そして、また前をむこう。
これからも楽しいことが待ってるよ。
おめでとう、1号くん。
そんな卒園式なのでした。