住職になりたいママのブログ

住職を目指している二児の母です。

お彼岸って何?

こんにちは。昨日今日はなんだか寒いですね。

暑さ寒さも彼岸まで、を心からのぞんでいるわたしです。

そう、お彼岸です。

お彼岸について調べて記事を書こうとしていたのですが、お彼岸の期間に突入してからの記事となってしましました💦

わたし自身もなんとなくしか知らなかったお彼岸について、少し勉強したので書いていきたいと思います。

お彼岸っていつ?

お彼岸は、毎年、春分の日秋分の日の前後3日間の期間です。

一年のうち、春と秋の二回あります。

2022年は

  • 春のお彼岸は3月18日~24日(春分の日は21日)
  • 秋のお彼岸は9月20日~26日(秋分の日は23日)

です。

つまり、今日(3/19)はまさにお彼岸の期間中ということです!

『お彼岸』の言葉の意味

彼岸(ひがん)とは…川をはさんだあっちの岸(苦しみのない安らかな世界、浄土、極楽)

を意味する言葉です。仏さまの世界のことですね。それに対して、わたし達の世界を此岸(しがん)といいます。

此岸(しがん)とは…川をはさんだこっちの岸(わたしたちが住んでいる世界。煩悩や生老病死の苦しみに満ちた世界)

この、お彼岸の時期と意味を前提に、もう少し深堀りしていきましょう。

お彼岸はmade in Japan!

お彼岸は、実は日本だけで行われている仏教行事だそうです。

もともと仏教はインド発祥の宗教で、大昔に中国や朝鮮半島を経て、日本にやってきました。

そのため、オリジナルのインドの文化・中国の文化・朝鮮の文化・土着信仰を持っていた日本の文化が混ざり合っていることが多いです。

わたし達が普段なんとなく目にしたり耳にする仏教行事は、むかしむかしに輸入された考え方や習慣を元に行われている場合が多いのですが、お彼岸は日本独自の仏教行事です。

余談ですが…

そもそも、お寺と聞くと【ご先祖さまを供養する】というフレーズが自然と浮かんできますが、なんとこの考え方すらも日本独自のものなんだとか。

そんなことを聞いてしまうと、自分の今までの常識って何だったのかと思ってしまいます笑

仏教と日本人の美徳とのドッキング

日本の神様で、一番有名な人は誰でしょう?

誰が思い浮かびますか?

ほとんどの方が天照大神アマテラスオオミカミと言うと思います。

日本人は、太陽を最も尊いという考え方を持った民族ということは、なんとなく理解できると思います。

先程、春分の日秋分の日と書きましたが、この2日は、昼の時間の長さと夜の時間の長さが同じになります。

しかも、太陽は真東から昇り、真西に沈みます

太陽を大切にしている日本人としては、大切にしたい2日ですよね。

バランスがいい日であるとか、縁起のいい日であるとか、農作業の小休止の日であるなど…諸説ありますが、平安時代頃から、長い長い年月を経て、わたしたちはこの日にいったん立ち止まり、自分の身の回りを整え、先祖供養をするといった習慣がついたとも言われています。

また、春は五穀豊穣を祈り、秋は収穫を感謝する季節でもあることから、一説では、『お彼岸』は、『お日願』という意味合い(おひさまにお願いごとをする)で広まったとしています。

わたしは、個人的にこのような考え方は結構好きです。

西方浄土が近いという考え方も

他にも、西方浄土(さいほうじょうど)といって、西にある阿弥陀如来(あみだにょらい)の浄土(極楽)を彼岸とし、太陽が真西に沈むことから、彼岸と此岸、つまり、川をはさんだあっち側とこっち側が最も近い日とする考え方もあります。

ご先祖さま、というと遠い存在のように感じてしまうかもしれませんが、例えばわたしだったら、大好きだったおじいちゃんとおばあちゃんが近くにいる、と考えると嬉しくなります。

それに、西の浄土(極楽)にいるとされる阿弥陀如来さまの存在が近くなる、となると、心が洗われるようなドキドキを感じてしまいます。

諸説あり、だけど

ネット情報や仏教に関する本を読みましたが、結局のところ、諸説ありということも事実です。

この記事は、わたしが個人的に好きな考え方だけを抜粋しているので、六波羅蜜の実践であるとか、仏法を聞くであるとか、お彼岸の過ごし方の詳細は、もっともっと深くまであります。

論文がザクザク書けちゃうレベル。

いずれにしても、お彼岸にお墓参りをして、ご先祖さまに『元気?わたしは元気だよ』と伝えて、それによってご先祖さまの存在を再認識し、自分の存在の価値を感じたりすることはとても有意義なことだと思います。

それに、家族や一族でお墓参りに行って、ちびっ子たちがワーキャー言いながら水で遊んじゃったり、思春期の子が「なんで休みの日にこんなことしなくちゃいけねーんだよ」ってツンツンしていたり、それを見たお父さんお母さんやおじいちゃんおばあちゃんが「コレ!」と叱ったりしつつ

みんなでお墓に手を合わせている姿を見たら、きっと、ご先祖さまはその幸せな光景に安心してくれるんじゃないかな、とわたしは思います。

わたしのお墓参り

そんなわたしも、昨日お墓参りに行ってきました。

案の定、お線香や桶の中の水を見て、2号くん(次男)大はしゃぎ!

わたしのことが大好きで大好きで大好きだった(笑)おばあちゃん、わたしとそっくりな2号くんのはしゃぎっぷりをにこやかに見てくれているんじゃないかな、と思っています。

おじいちゃんは優しく叱るかな笑?

お花は、かわいいピンクにしたよ~おばあちゃん!