見習い坊主のとある1日 屋外作業は○○と○○○の前に 意外な僧侶の仕事
こんにちは。前回・前々回と、Excel系の記事を2つ(住所録を作る方法・ラベル印刷方法)書きましたが、次のOffice系記事に進む前に今回はいったん休憩です。
気温や天気が安定しない時期ではありますが、極寒の冬が明けて気持ちの良いこの季節。花まつりやお彼岸の行事も一段落し、お盆の準備が始まるまで、少しゆとりのある春です。
寺務の量や天気を見ながら、先日の草刈りに引き続き、外の作業を進めるのにピッタリの季節だと思っています。
まだ法務(法事や法話、塔婆を書いたり…などのお坊さんっぽい仕事)ができないわたし。住職が今までやってきた、雑務と呼ばれるような仕事を進めた1日。ゆったりと読んでいただけると幸いです。ちょいちょい虫ネタが出てきますのでご注意⚠
お寺中のモップがけ
フローリングのスペースが広いお寺ということもあり、我が家では簡易的な掃除はモップで行います。
↑何年も前から、ずっとお世話になっています。業務用もあるし、ダスキン最強!
家の中のモップがけと違い、ただひたすらだだっ広いスペースを黙々と掃除していきますが…どうしても遭遇してしまう、蜘蛛の巣…
蜘蛛が生息するのに心地の良いスポットがあるようで、その周辺には小さな蜘蛛がたくさん。何度駆除しても、すぐに巣をはられてしまうのです…(´;ω;`)
幸か不幸か、そこにいる蜘蛛は大丈夫めな蜘蛛(笑)色鮮やかなでっかいやつらではないので、せっせと巣を取り除きつつ、蜘蛛たちは「エイやっ!!」っと外へ出します。
意外とこのモップがけも、敷地が広いのでそこそこいい運動になります。流行りの宅トレ(自宅トレーニング)と思って、楽しくお掃除しました。
お仏壇の解体
今回は、初めてお仏壇の解体をやりました。解体!?と思われたかもしれませんが、お焚き上げにあがったお仏壇の、ガラスを外す作業です。決してバキバキにしたり乱暴にしたりするわけではありませんので、ご安心ください😊
お焚き上げにあがる仏壇は古い物が多く、とても立派で良い素材のものがたくさんあります。
『職人さん』と思われる人が手彫りしたようなものも少なくなく、ネジや釘を一本も使っていない仏壇も見たことがあります。
今回あがった仏壇も、とても立派なものでした。
でも、そのままお焚き上げしてしまうと、ガラスが割れてとても危険。割れないよう慎重にガラスのみを外すのが、今回の作業です。
少し古くなっているので、ガラスが簡単にパリーンといってしまいそう。それにしても、立派な彫刻。
扉部分はマイナスドライバーとペンチを駆使して外すことができました。欄間部分は、天井を外して内側の彫刻を外して…苦戦します。
この仏壇は、東西南北すべての方角に散華(さんげ)が貼ってありました。散華とは、仏事の時に仏さまの周りを飾る花びらを模したお守りのこと。お寺に来た持ち主が、法要の時に撒かれた散華を持ち帰り、仏壇におそなえしていたのでしょう。
近くにはマッチも落ちていたので、お線香をあげていたこともわかりました。
そうやって大切にしていた仏壇だったと思うと、なんというか、キューンとするというか、さみしさのようなものを感じるというか…夏の終わりのような気持ちになります。
↑散華。拝む前の散華は、楽天やAmazonでも売っているんですね(・_・)
無事にガラスを外すことができたので、お焚き上げ場所へ移動し、終了!
草とり
前回草刈りをしましたが、今回は石にはびこったツタをとっていく作業をしました。
石の間からビッシリと生えてくる草。そして、そこにベッタリとくっつくツタ。
これを引っこ抜く作業…なかなか堪えます。だって、長すぎて根っこの場所がわからないから!
たまに全然抜けない根っこもあったりします。そんな時に思い出すのは、1号くんの歌っていた歌。
か~ぶを引っ張るおじいさん♪そ~れをひっぱるおばあさん♪♪よ~いしょよいしょ、よ~いしょ♪
おおきなかぶが~~~~~抜けましたっ!!!
大きなかぶ
作詞: 名村宏
作曲:越部信義
鼻うたを歌いかけていました笑。歌に合わせてどんどん抜いていきます。
↑覚えてますか?懐かしい絵本です。
そして!!ダンゴムシたち!!!!
わたしは田舎育ち。今は男児2人の母です。ダンゴムシなんて日常にあふれています。それくらい屁の河童!と思っていましたよ…でもね。
一度に視界に入ってきていいダンゴムシは、10匹まで!!!
と、声を大にして言いたい!誰に主張すればいいかわからないからブログで叫びます!
一度に視界に入ってきていいダンゴムシは、10匹まで!!!(2回目)
あと、もう一つ言いたいことがあって。
こういう色柄の葉っぱも、ビックリするから!虫か何かかと思うから!!!
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屋外作業は、ヘビとカエルの前に終わらせたい!
何度も言いますが、わたしは虫には割りと強い方です。
夏になると、1号くんが飼っているカブトムシ担当はわたしになります。セミも担当可能です。チョウチョもいけるかな?バッタもいけるな。
そんなわたしでも、心の中でずっと何かを叫びながら外作業をしているのです。ダンゴムシや葉っぱの柄にまで物申しているのです。
そして、これから夏にかけて、どうしても遭遇するであろう生物…。
そう、ヘビ。そしてカエル(稀にマムシが出たりもするのです…😭💦)
彼らには絶対に遭遇したくない。絶対なんて無理かもしれないけど、極力遭遇したくない。さすがに無理だ、ヘビちゃんとカエルくん。
そんなわけで、今のうちにと、一生懸命外での作業をしているのでした。